医院からのお知らせ
2024.11.10
60歳以上の新型コロナ感染症について(2) NEW !
昨年5月~今年4月までの1年間の新型コロナ感染症での死亡者数が約3万2000人でその97%が65歳以上であったことは前述しましたが重症化(酸素療法が必要な状態のこと)の因子として高齢者、男性、心血管疾患、脳血管疾患、慢性肺疾患、腎不全、透析、医師が診断した肥満、長期介護施設からの入院、身体活動状態の悪さが指摘されています。また60歳以上の重症化率は、インフルエンザ感染症の約4倍と発表されています。なお60歳以上の致死率も、インフルエンザに比べて約3.6倍となっています。(60歳未満なら新型コロナ感染症とインフルエンザ感染症と致死率は同じ0.01%です。)2024.11.10
60歳以上の新型コロナ感染症について(1) NEW !
そもそも現在、新型コロナ感染症の潜伏期は、平均5.2日、発症の2日程度前から他者への感染性がありこれは7~10日程度持続するといわれています。ちなみにインフルエンザの潜伏期は1~3日程度となっています。オミクロン株の症状は、鼻汁、頭痛、倦怠感、咽頭痛などの感冒様症状の方が多くなっており2020年ごろ味覚、嗅覚異常を訴える患者が多かったですが現在6分の1程度まで減少しています。むしろ鼻汁症状の方が約2倍に増えています。2024.10.27
奈良県感染症情報
10月25日(金)付の奈良県感染症情報では3週続けて新型コロナ感染症3位、インフルエンザ5位のままでした。新型コロナ感染症については、7月のピーク時から一気に減少しており(約10分の1)このまま減少していくと思いますが先日、報道で2023年5月~今年4月までの1年間で新型コロナ感染症の死亡者数が計3万2576人と発表されました。季節性インフルエンザとは約15倍の差(2244人)がありその97%が65歳以上でした。男性1万8168人、女性1万4408人でした。結局2022年死亡者数4万7638人、23年は3万8086人で新型コロナの報道時間は、激減しましたが死者数は9552人の差しかなく昨年の5月5類に移行してからも相当数の死亡者数が報告されています。現在、新型コロナ感染症は、65歳以上の方限定の注意すべき感染症となっています。2024.10.20
奈良県感染情報について
10月18日付けの奈良県感染情報についてインフルエンザが奈良県中部南部で上昇率が1位となり5位に登場しています。1才~80歳代まで患者さんがいますので全体に流行し始めたようです。入院患者も認めており注意が必要です。近畿全体でも定点当たり患者報告数では大阪を抜いて近畿でトップとなりました。2024.10.20
奈良県の気温について
昭和35年と今年の奈良県の8月の気温を比較してみると最高気温の平均について、昭和35年が31.7度、今年が35.0度でどちらも30度以上でした。最低気温は昭和35年が22.7度、今年が25.2度でした。当然今年の方が気温上昇しているのですが昭和35年では8月26日に最低気温が18.3度の日がありました。昭和35年ごろは、昼間が暑くても夜間には気温が下がっておりこの点が大きく違うように思います。2024.10.14
奈良県感染症情報
10月11日発表の感染者情報では奈良県でも初めてインフルエンザ感染者が多くなり患者数が5位になりました。年齢分布も1歳~80歳代までに及んでいます。当医院でも今週から発熱患者の方には、インフルエンザと新型コロナ感染症の同時定性検査を行うことになりました。また当医院でもインフルエンザワクチン接種しています。ちなみに現在奈良県のインフルエンザ感染者数は、大阪府に次いで2位となっています。2024.10.06
奈良県感染症情報について
奈良県では、多い感染者の順に手足口病、感染性胃腸炎、新型コロナ感染症,A群溶連菌感染症、RSウイルス感染症となっており新型コロナ感染症に関しては5週連続で減少しています。入院患者数も13人と先週24人から9人減少しています。一方インフルエンザ感染症での入院患者数が3人となりました。10月から定期接種が始まりましたのでワクチン接種も考慮して下さい。2024年10月からインフルエンザワクチンで注射でなく直接、鼻に噴霧する生ワクチン「フルミスト」が発売されました。2歳から18歳まで使用可となっていますが、今のところ自費となっています。2024.09.23
インフルエンザについて
今年も10月からインフルエンザワクチン接種開始となっています。昨年の感染症での死亡者数は上位から順に、新型コロナ感染、感染性胃腸炎、結核、インフルエンザとなっています。インフルエンザワクチンに関して香芝市では65歳以上で1500円。上牧町、広陵町では無料となっていますが新型コロナワクチンに関しては、香芝市は2000円、上牧町、広陵町は、3500円となっておりインフルエンザワクチンと新型コロナワクチンの両方接種した場合の合計額は同じとなります。2024.09.16
奈良県感染症情報と熱中症について
9月13日(金)発表の奈良県感染症情報によると初めて新型コロナ感染症が減少し2位に下がり手足口病が1位になりました。3週続けて新型コロナ感染症患者数が減少しています。熱中症に関しては県内で重症患者数が延べ18人となりました。9月に入っても2人認めています。香芝市内でも60代の男性がスーパーの駐車場にて39.9℃で意識が低下し接触事故で判明しています。2024.09.08
奈良県感染症情報
9月6日(金)に発表された奈良県感染症情報では、流行順に新型コロナ感染症、手足口病、感染性胃腸炎、A群溶連菌感染症、水痘症となっています。今回は初めて水痘症が上昇してきました。この1か月当院でも数人の方が受診されています。耳鼻咽喉科では、このヘルペスウイルスが原因で顔の表情筋が麻痺して目が閉じれなくなったり口から水がこぼれたりして初めて見つかることもあります。新型コロナ感染症については、ピークだった7月末に比べて約3分の1程度まで患者数が減少しています。2024.09.01
8月末の熱中症と感染症について
台風10号は、1日正午に熱帯低気圧(現在消滅)に変わりました。大事をとって8月31日(土)休診いたしました。ご迷惑をおかけいたしました。さて先週奈良県より発表された熱中症救急搬送状況によると、昨年に比べて123人増えており搬送者の割合では、男性で65歳以上の方が60%以上となっています。3週間程度入院が必要となる重症者の発症日は、必ず最高気温36℃以上の日となっていますので予想最高気温が36℃以上の日は、エアコンをかけて在宅しているのがよさそうです。2024.08.14
熱中症について(2)
今年の気温の上昇は異常で奈良県では今年と昨年の8月1日~12日までの平均最高気温を比較すると昨年は34.8℃、今年は36.2℃でした。とうとう体温と同じになってしまいました。そもそも体重60kgの人の場合、血管内には約3リットルの血液がありますが、夏場作業する前には塩分の入った水分(水1リットルに塩2g、砂糖20g)を取るようにしましょう。最近では運動後牛乳を飲むことも熱中症予防に効果があると言われています。2024.08.04
熱中症について
8月2日(金)に奈良県より発表された4月29日から7月28日までの熱中症患者数について679人となり、昨年同時期と比べて260人多く、そのうち65歳以上が65%、男性が65%、住居内が40%との事でした。2024.07.21
新型コロナ感染症について
7月19日(金)発表では新型コロナ感染症が手足口病を抜いて今週1位となりました。一気に10代、50代、80代が増加しました。先週10代が増加していましたのでその両親が感染されたのではないでしょうか。80代の増加は施設のクラスター発生と推測されます。昨年の同時期より増加しており入院数も37人(先週45人)で奈良県は、現在近畿内で定点当たりの患者数では大阪より多く最多となっています。2024.07.21
熱中症について
昨年の熱中症の統計報告を見ていて興味深いことがありました。昨年の熱中症の救急搬送数の統計で最多搬送数の都道府県は東京都でこれは納得なのですが最少搬送県が高知県でした。それから人口比もあり県内に観光等で訪れる人が熱中症になることもあり単純な数値の問題ではないのですが北海道の熱中症の患者数は3265人と沖縄の1059人の約3倍となっています。しかもその半分が住居内で発生していました。エアコン設置の有無かも知れません。また新潟県、宮城県が静岡県とほぼ同数で2100人で奈良県1182人の約2倍でした。発生場所が道路で1番少ない県が鳥取県と島根県でした(75人)。ちなみに奈良県では道路で211人で約3倍でした。2024.07.21
梅雨明けしました
7月21日(日)梅雨明けしました。ここから以下の事が、熱中症について重要となってきます。梅雨明け後の第1熱波の4日後くらいから急激に熱中症の患者数が激増する。その第1熱波による熱中症の患者が一番重症になる事が多い。その後、気温は8月になるにつれて上昇するが重症患者数は徐々に減少する。昨年、郡山市で70代の男性が畑内で熱中症のため死亡されましたが7月26日でした。当時最高気温36℃、梅雨明け7月16日でしたので梅雨明け10日後でした。ただし、奈良県では昨年の熱中症患者数1182人のうち4割が住居内で発生しています。2024.07.14
昨年度の職場における熱中症の発生状況について
昨年2023年の職場における熱中症死亡者数は1106人でこれは2018年の1178人に次ぐ多さでした。昨年の異常な高温多湿が原因と考えます。職業では、建設業、次に製造業でした。7月~8月が全体の8割を占めています。時間別では、熱中症患者数では11時台、14時台、15時台が多いのですが実は死亡率で見ると17時台(午後5時)が一番死亡率が高く6.6%となっています。職場で体調が悪く早めに帰って自宅で急変し病院に搬送されるケースです。ご家族で体調が悪い理由で早退された場合、なるべく一人にしないことが大事です。年齢別では50歳以上が約5割でした。2024.07.14
新型コロナ感染症
7月12日(金)奈良県発表では、新型コロナ感染症が手足口病に次ぎ第2位となりました。先週に続いて10代の患者数が上昇しておりこの世代が上がると両親もかかったりするので注意が必要です。上昇率も一番となっておりこのままいくと去年の8月のお盆の頃と同じ位の1週間に20人程度の感染者数になるかもしれません。2024.07.07
新型コロナ感染症について
奈良県内では先週に続いて現在3位の新型コロナ感染症ですが傾向として10代が増加してきており再びクラスターが発生している病院もあります。ちなみに国内で一番多く患者数が発生している県は、定点当たりの報告数では沖縄の29.91人で次に鹿児島の15.42人です。一番少ないのは、青森の1.81人です。2024.06.30
寝室でのエアコンの使い方
熱中症の発生場所として居間、リビングに次いで寝室が多く集合住宅では最上階が多い、寝室が西に面している場合が多い、という事がわかっています。また高齢者の熱中症の患者さんの大半は夜間のエアコンの利用頻度が低いという事もわかっています。ただし、一晩中エアコンを作動させるといわゆる「寝冷え」「冷房病」「クーラー病」になる可能性がありその初期症状はむしろ熱中症やコロナの初期症状にも近い為に対処が遅れることもあり頭が痛い所です。とりあえず8月末まではエアコンの寝室での使用はやむを得ないと考えます。ただし、「冷房病」等を防ぐために寝室に温度、湿度計を置き就眠1時間前に寝室の温湿度を計測しましょう。もしその時寝室の室温が31℃であっても就眠直前にはエアコンを使用して一気に温度23℃、湿度60%程度までに下げてしまいましょう。そのあと以下の3つの方法を考えます。1.タイマーをつけずに一旦エアコンを切る。それから就眠する。夜間暑くて目が覚めるならその都度29℃、最弱風で1時間後「切」タイマーに設定してエアコンを使用する。2.一旦エアコンを切る。次にタイマーの3時間後「入り」、4時間後「切り」を同時に設定して就眠3時間後電源が入って4時間後電源が切れるようにする。(つまり夜間暑くなることを想定して夜間1時間だけエアコンが自動に作動するように設定する。)その際も28℃~29℃、最弱風の設定をする。絶対に風量自動を使用しない。その後就眠する。ただしこれはエアコンによってはできない機種もあり昼間に実際に試してください。3.そのまま29℃、最弱風で一晩中つけておく。以上3つの方法を考えますが1は「寝冷え」にはならないと思いますが熱中症には用心しなくてはなりません。2は機種によっては不可能な場合もあります。3は熱中症にはなりませんが「寝冷え」にはなる可能性がありこれで当医院に受診される方が多いです。どの方法も冷風が直接特に顔に当たらないように気をつけて下さい。2024.06.23
奈良県熱中症について
奈良県の発表では、6月11日に2人の方が熱中症の重症となって救急搬送され入院となっています。一人は、70代の男性で明日香村の施設のサウナで発見されもう一人は、大和郡山の60代の男性で救急隊到着時、室温は高温状態で男性の体温も40.9℃との事でした。この日奈良県は最高気温31.1度でした。2024.06.16
新型コロナ感染症について
パレスチナ自治区ガザ地区の保健省は5月4日、イスラエル軍事侵攻で住民の死者数は3万4654人に達したと報道しました。一方3万8080人の数字はいかがでしょうか? これは6月5日厚生労働省が発表した昨年1月~12月までの国内の新型コロナ感染症での死亡者数です。6月16日時点で奈良県では感染症として依然第4位の新型コロナ感染症について、一段落したかにみえる今こそ継続的な新型コロナ感染症重症患者数の公表、経口ウイルス薬の効果や副作用の更なる開示や高い薬価に対する議論、総計7回のワクチン接種の功罪の総括といったものが必要と考えます。2024.06.09
令和5年新型コロナ死亡者数
先日、厚生労働省が人口動態統計月報年計を発表しました。それによると新型コロナ感染症での年間死亡者数は3万8千人でした。昨年、1日約100人の方が亡くなっていたとなるのですが、この数字を見た時、一瞬目を疑ってしまいました。昨年の交通事故死亡者数が2678人でした。6月7日発表された奈良県感染症情報では現在奈良県では、31人の方が新型コロナ感染症で入院されています。先週20人でした。新型コロナ感染症患者を年齢別でみると80歳以上が最多です。2024.06.02
奈良県感染症について
5月31日付の奈良県の発表では手足口病が1位となり警報が発令されました。手足口病は多種のウイルスによって感染した3~5日後に手、足、口に小さな水疱ができる病気で90%が5歳以下で現在奈良県でも9歳以下がほとんどです。発熱は3分の1程度です。ワクチンは無く症状が落ち着いてもしばらくウイルスは排出するので長期間の隔離には意味がないとされています。保育園などではしっかりと手洗いを指導しおむつなどの処理に気を付けることが大切とされています。2024.05.26
熱中症患者数について
奈良県での今年の救急搬送された熱中症患者数は、20人となりました。重症者は0人ですがその20人のうち半数が75歳以上で屋外となっています。最高気温が28℃以上になると患者数が急増するようです。外出前に飲水して下さい。気に入ったマイボトルを購入して持ち歩くのも良いと思います。その中に水1リットルに対して、塩1~2g、砂糖30g入れて下さい。塩昆布茶もいいですし、お味噌汁もミネラルが入って良いと言われています。汗をかいた後に帰宅後、牛乳を飲むことも熱中症予防に良いとされています。念のために、少しの塩を袋に入れて携帯し外出時、水だけ購入してその塩を入れて飲水しても良いと思います。気温に関してこれからの3か月予想も平年並みか高いとなっていますので楽しく工夫したいと思います。2024.05.12
奈良県熱中症について
今年の初めての救急搬送された熱中症患者は5月3日でした。5月3日~5月5日までで8人搬送されています。ただし、すべて軽症から中等症の方です。1~7歳未満1人、75歳以上3人となっています。2024.05.06
熱中症予防情報サイト
4月24日から環境省のホームページより熱中症警戒アラート等の無料配信サービスが始まりました。簡単にスマホで登録できるとの事です。一度、お試しください。2024.04.06
今週の奈良県の感染症について
4月5日発表された奈良県感染情報では、多い順に感染性胃腸炎、新型コロナウイルス感染症、インフルエンザとなっています。先週まで第一位だったインフルエンザが急落して3位になりましたが過去10年平均と同じ推移ですのでこのまま減少すると思われます。感染性胃腸炎と新型コロナウイルス感染症とは僅差です。先日、他院でご家族が新型コロナウイルス感染症になりラゲブリオという薬を処方されたとの事でした。4月からこのラゲブリオが処方された場合、窓口で患者さんが実際にお支払する金額は、3割負担で約2万8000円(いわゆる薬代だけ)ほどになります。2024.03.17
奈良県スギ花粉情報と感染者情報について
先週は3回、近畿地方で最大花粉飛散予報がありました。3月11日(月)、15日(金)と16日(土)です。一般的に翌日雨が降る前日に花粉が飛びやすいためです。従って、20日(水)雨予報ですので雨量にも依りますが19日(火)は花粉が多くなる可能性があります。感染症に関しては、インフルエンザ患者数も徐々に減少しており過去10年平均と同じように減少していますので3月末で一安心となりそうです。むしろ第2位の新型コロナ感染症の患者数の動向が気になる所です。減少していますが去年の今頃は2類という事もあり今ほど患者数がありませんでした。(現在5倍以上)それにインフルエンザ感染症ほど季節に影響されなくむしろ人の移動に関係しているように思えます。また奈良県では新型コロナ感染症のための重症ベッド30床のうち現在4床使用されており各県でも大体4床から6床程度実際に使用されています。他にも現在、感染性胃腸炎、A群溶連菌感染症、RSウイルス感染症といった疾患が奈良県では流行しており過去10年平均と比較してすべてが多い患者数となっています。特にここ中和西部と奈良市だけA群溶連菌感染症が警報レベルにまで上昇しており注意が必要と発表されました。2024.03.10
今週の花粉症について
3月12日(火)朝から雨予報ですので11日(月)は花粉の飛散が多いでしょう。雨当日や翌日は、花粉の飛散は減少します。2024.02.23
奈良県感染者情報
2月22日付けの奈良県からの情報ではインフルエンザ、新型コロナ感染症共にやや減少に転じてきました。この2つの疾患は近畿地方全体でも少し減少しています。ただしここ中和西部では、奈良市よりインフルエンザ、新型コロナ感染症共に患者数が多いままですのでもう少しの間注意が必要です。また吉野で破傷風の報告が1件ありました。破傷風菌が原因菌で人から人への感染はありません。土などの汚れた傷から菌が入り込み毒素を排出します。春の登山等で注意が必要です。2024.02.18
奈良県感染症情報
2月16日(金)奈良県の発表によると、インフルエンザと新型コロナの患者数がさらに増加しており特にインフルエンザB型の増加傾向が顕著です。インフルエンザB型については、今まではA型に比べて軽い印象でしたが小児に関しては、インフルエンザA(香港)型とインフルエンザB型は、入院になり得る疾患とされており注意が必要です。昨年の夏に新型コロナ感染症が流行った際はインフルエンザ感染症の患者数は減少していましたが昨年の12月インフルエンザ感染症がピークに達した頃からそれまで一旦落ち着いた新型コロナ患者数が再度徐々に増加し今では、インフルエンザAを2回罹ったりインフルエンザAとB、インフルエンザと新型コロナ、インフルエンザBと溶連菌などの同時重複感染も認めています。年齢分布ではインフルエンザ感染症は、7歳~14歳が多く、新型コロナ感染症は30歳~70歳までに多くみられます。2024.02.11
スギ花粉症について
奈良県では、2月初旬ごろから飛散開始となっています。雨の降る日の前日から降る直前までが一番飛散しやすい事から2月16日雨予報ですので2月15日~16日に気温の上昇(予報では19℃)も伴って大量の花粉の飛散が予想されます。雨量にも依りますが雨の日の翌日は一旦花粉の飛散量は減少します。2024.02.11
奈良県感染症
2月9日(金)の奈良県感染症情報では、第1位、2位のインフルエンザ感染症、新型コロナ感染症が共にさらに増加傾向でインフルエンザに関してはB型が急増してきましたし新型コロナ感染症に関しては昨年の7月中旬レベルまでに再度、増えてきています。2024.02.04
奈良県感染情報
2月2日の奈良県感染情報によると多い順にインフルエンザ、新型コロナ感染症、感染性胃腸炎となっておりインフルエンザは現在警報発令中です。特に中和西部地域(北葛城地区周辺)では県内最多の患者数となっており報告数では奈良市を抜いています。奈良県の報告では、インフルエンザB型が急増しておりインフルエンザBと新型コロナ感染症の同時感染が見られた8歳男子の報告がありました。2024.01.28
低体温症について
熱中症で亡くなる人と寒さのせいで低体温症になって亡くなる人の数についてご存知でしょうか? 実は、厚生労働省の人口動態調査によると国内で2013年から2023年の10年間で低体温症で亡くなった人の方が1500人程多いのです。奈良県も1月下旬になると気温の下がる日が多くなってきました。そんな怖い話程では無くても「のどがイガライ」「痰がからむ」といったお話が多くなってきました。奈良県の室温の平均気温が16.3℃(新潟18.4℃)でWHO推奨が18℃以上ですのでやはり低いと考えます。特にこの時期一番気温の低くなる午前2時から6時まで寝室の暖房を消してしまうのは、温い空気に慣れた気管には特に堪えます。夜間寝室の室温20℃、湿度50%を目標にしてください。就眠前に少量のお湯を飲むこともお薦めします。2024.01.14
奈良県直近の感染者情報
直近の奈良県感染情報によると年末年始の休暇のおかげで総感染者数は一気に減少しましたが今なお第1位インフルエンザとなっています。そして第2位に新型コロナ感染症が上がってきました。昨秋に5位まで下がりましたが再度徐々に上がってきており再び第1位になるかもしれません。症状的には現在のインフルエンザと新型コロナ感染症に違いはほとんど無く定性検査で判明することが多いのですが南奈良総合医療センター小児科の医師によるとインフルエンザに2回なる患児や定性検査で2回陰性でその後のインフルエンザのPCR検査で陽性と判明するケースもあるとの事で注意喚起されています。2024.01.03
令和4年最終日の奈良県感染情報
12月28日に発表された奈良県の感染情報では、多い感染症から順にインフルエンザ、感染性胃腸炎、A群溶連菌感染症、新型コロナウイルス感染症、咽頭結膜熱という順でした。最多のインフルエンザについては、その前の週間平均患者数29人から19人に減少したものの今なお警報発令中であり近畿では三重県に次いで定点当たりの報告数が第2位です。当医院では、院内感染対策としてインフルエンザ感染後7日まで、新型コロナ感染後10日まで鼻に関する処置や吸入を制限しております。それ以外の診察等は、病状に合わせて診察させていただいております。2023.12.24
インフルエンザ感染情報
この数週間インフルエンザ感染症が奈良県では第1位ですが新型コロナ感染症も先週から第3位まで上昇してきました。現在1位から順にインフルエンザ、感染性胃腸炎、新型コロナ感染症となっています。又、今年のインフルエンザの特徴として咽頭痛が見られます。発熱、倦怠感、咽頭痛の症状があればインフルエンザ感染症の可能性があります。2023.12.17
奈良県感染情報
12月15日付奈良県感染症情報によるとインフルエンザ警報が発令されました。現在インフルエンザ感染者数が、この時期では過去10年平均の15倍以上になっており中和、南和では、10月、11月連続でインフルエンザAになった乳幼児の報告がありました。2023.12.03
奈良県内感染症について
奈良県でのインフルエンザ感染者数が1週間での登録医療機関で28人となりました。これは、過去10年平均23人を大きく上回る数となっています。県内で一番多い地域もここ中和西部です。年齢別では5才から40代位までが多く徐々にお子様を看護された親御さんに広がっているようです。2023.11.26
日本臨床内科医会インフルエンザ研究班より報告
日本臨床内科医会インフルエンザ研究班より以下の報告がありました。1)インフルエンザの発熱の際、特に65歳以上の高齢者のB型では高熱を呈さない症例が多く迅速診断キットの使用が必要になる。2)いったん下がった熱が又上がったり長引いたりしている場合はB型に多くウイルスの残存率が多い。3)抗インフルエンザ薬を内服した際、投与開始から37.5以下になるまでの時間は約20~40時間程度である。4)タミフル内服後でもウイルス残存率は、5日目で56.8%、、10日目で12.1%だった。5)家族内での2人目の感染による発症は2日~3日後に多い。6)インフルエンザ肺炎に関して最も頻度が高いのは、肺炎球菌であるので特に高齢者は、肺炎球菌ワクチンを接種することも考慮すべきである。2023.11.19
インフルエンザ感染症について
奈良県内でのインフルエンザ感染症について、先週の5歳から10代までの最多年齢層が今週は5歳から40代までと徐々に年齢層が高く広がってきました。又、子供の治療薬であるタミフル小児細粒薬が少なくなってきており5歳以上の患児には吸入治療薬も考慮するよう要請がありました。2023.11.12
奈良県内感染症について
昨日、香芝市保健センターでの新型コロナワクチン接種事業に参加してきました。被接種者のほとんどが70歳以上の方で200人以上の方が参加されました。インフルエンザ感染症については、現在も奈良県の感染症で第1位となっており(コロナ第5位)5歳~19歳までの感染者数が全体のほぼ7割を占めています。2023.11.07
奈良県のインフルエンザ感染症について
先週、奈良県から発表されたインフルエンザ感染症の報告では、すでに例年の年末の患者数の1.8倍となっており注意報が発令されています。その年齢分布について多くは7歳~20代ですのでご高齢の方は、その世代の方が身近にいなければわかりづらいかも知れません。また、全国レベルでは定点当たりの患者数で多い順に、愛媛県、埼玉県、山梨県、千葉県、福島県となっており関西では、兵庫県が7位に入っています。全国のインフルエンザ患者の入院数も増えて現在529人となっており10歳未満と70歳以上の方で7割を占めています。ウイルスの型については、AH3亜型64%、AH1pdm09が34%、B型2%です。2023.10.29
先週の奈良県感染症について
10月27日(金)の奈良県の発表では、インフルエンザ感染症が3週続けて1位となり感染者数もさらに急増してすでに例年の12月の最高患者数を上回っています。ただし、小学生から20代が多い為か65歳以上の方はあまりご存じないようです。一方、新型コロナ感染症の患者数は一気に減少しお盆の頃より6分の1までになり第4位にまで下がりました。2023.10.22
インフルエンザについて
2週にわたってインフルエンザ感染症の患者数が1位となっています。ここ10年でこの時期に今回のようにインフルエンザの患者数が急増したことはありませんが現在の患者数は、毎年の正月明けの患者数と同じ位となっています。ただし、今のところ、先週から少しだけ減少しています。理由は不明です。2023.10.15
奈良県感染症について
10月13日の発表では、インフルエンザ感染症の患者数が、新型コロナ患者数を抜いて1位となりました。現在、順にインフルエンザ感染症、新型コロナウイルス感染症、A群溶連菌性咽頭炎、咽頭結膜熱、感染性胃腸炎となっています。インフルエンザ感染症の患者数も、例年の正月明けと同じ位の感染者数です。例年でしたらこの程度の患者数から1か月後にピークに達していますので11月中旬には一旦最多数になるかもしれません。県内の新型コロナ患者数は、お盆の頃より3分の1程度の患者数に減少しましたが現在、重症患者が4人程入院されています。
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